ビジネスラウンジのこだわり

ビジネスラウンジのこだわり

SYNTHビジネスセンター
サテライト姫路店
オープン記念対談

平野(株式会社スペース)× 田井秀清(SYNTH代表)

サービス付レンタルオフィスSYNTHは2025年10月に
サテライト姫路店をオープンいたしました。
今回はオープンを記念して行われた株式会社スペース 平野氏(画像右)と
SYNTH代表田井(画像中央)の談話記事です。

集合写真

平野
株式会社スペース

1990年大阪府和泉市生まれ
2014年大阪市立大学(現:大阪公立大学)建築学科卒業
2014年株式会社スペース入社
飲食店、大型商業施設等の商業施設から、オフィス・ホテル等サービス分野の設計施工に携わり、今に至る。

田井
このたび、姫路の店舗が無事に完成いたしました。まずは心より御礼申し上げます。私たちが想像していた以上に素晴らしい店舗となり、御社に設計・施工をご担当いただいて本当によかったと感じています。
本日は、この店舗がどのような経緯で誕生したのか、そのプロセスを記録として残しておきたいと考え、この場を設けました。これから関わる新しいメンバーにも、私たち、そしてスペース様がどのような想いでこの施設をつくり上げてきたのかを知ってもらえたらと思っています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
平野
よろしくお願いいたします。
田井
まず、少し過去の話から振り返らせてください。
当初、私たちが御社にお願いしたコンセプトは、大きく分けて二つあったと思います。
一つは、近隣にあるA社に負けない、むしろ勝てる店舗にしてほしいということ。
そしてもう一つは、姫路にはこれまでなかった、これから先10年は出てこないような店舗をつくってほしい、というオーダーでした。
かなり挑戦的なお願いだったと思いますが、平野さんは当時、このご要望をどのように受け止めていらっしゃいましたか。
平野
A社の施設については、実際にガラス越しに中を拝見したことがあります。受付の方はいらっしゃいましたが、全体としては少しインパクトに欠ける印象を受け、空間としてはシンプルなラウンジ、というのが率直な感想です。
だからこそ今回は、まず「大通りからどう見えるか」を最重要ポイントに考えました。通りを歩く人、車で通る人の目に自然と留まるような、視線を引きつけるデザインにすること。それが、今回の店舗づくりにおける最初の出発点でした。
田井
外からの見え方ですね、そのあたりで御社はどのような点を工夫されましたか?

外観

平野
大通りからの見え方を考えると、さまざまなデザインの選択肢があったと思います。その中で私たちが意識したのは、姫路という街とのつながりでした。
姫路駅から歩いていくと、正面に姫路城が見えること。そして大通りには並木が植えられ、街全体にどこか落ち着いた景観が広がっていること。そうした周辺環境との親和性を考え、和のテイストを取り入れる方向でデザインを検討しました。
また、今回は初の無人店舗という位置づけでもありました。このモデルが軌道に乗り、今後店舗数を増やしていくことを想定したとき、デザインをどう展開していくのかという視点も重要でした。今後も共通のデザインを踏襲していくのか、それとも地域性を取り入れながら発展させていくのか。その起点となる「第一号店」だからこそ、将来的に派生させやすいデザインにしておく必要があると考えました。
そこで、SYNTH様のテーマカラーである3色を単純に空間全体へ色として落とし込むのではなく、「ライン」として取り入れることをテーマに設計しました。主張しすぎず、それでいてブランドの軸が感じられるデザインを意識しています。
田井
なるほど。では、御社内での本施設自体の評価は、いかがでしたでしょうか。
平野
我々としては、しっかりと作り込めたのではないかと感じています。
ただ、最終的に「良いか悪いか」という評価は、実際にレンタルオフィスを利用してくださるユーザー様の反応次第です。利用者が多ければ多いほど、成功と言えるわけです。
ですので、我々としては一定の完成形まで押し進めたとは思っていますが、まだ本当に「完成」と言える状態には至っていない、という思いがあります。
田井
そうですね。私も同じ考えで、今後も改修が必要になる場面は出てくると思います。特に、お客様の使い勝手や利用方法を見ながら、また時代の変化を考慮すると、改修は欠かせないものだと感じています。
次に、細かいディテールについてもお聞きしたいと思います。
ラウンジ部分については、和のテイストを取り入れていただきました。恐らく、姫路はレンタルオフィスを初めて利用する方が多い地域だと思います。そのため、今回の姫路店では、どこかで馴染みがある雰囲気や、居心地の良さを感じられるデザインにしたことが、お客様に自然に受け入れられた要因ではないかと感じています。平野さんはどうお考えでしたか?

ラウンジ

平野
確かに、都市部のデザインをそのまま持っていくと、恐らく違和感が生じてしまいます。
ですので、その場合は、親和性や温かみ、その土地に合った要素をデザインのテイストに取り入れる方が、比較的受け入れられやすいのではないかと思います。
田井
また、私が御社の工夫だなと感じたのは、空間の広さです。見学の方や弊社スタッフも「入ってみてこんなに広かったのか」と驚いていました。80坪の広さには見えず、すごく広く感じるというのが、みんなの第一印象でした。そこで疑問なのですが、なぜこのような印象になるのでしょうか。
平野
その理由としては、天井の高さも影響しているのかもしれません。また、姫路店は回遊型の動線ではないため、必然的に歩く距離が長くなります。そのため、頭の中で空間の印象が「広く感じる」と変換されているのではないかと思います。

壁紙や床の素材を選ぶ様子

田井
あと、これは私の仮説ですが、通路の途中でトイレや複合機スペースも設けたことで、通路が単調にならなかったことも広さの印象につながっているのではないかと思います。
平野
そうですね。確かに、単純な迷路のような構成になっていることで、空間に変化があると感じられるのかもしれません。
田井
なるほど。話を変えて、レンタルオフィス業界でも、上位クラスの施設が登場しており、提供タイプがかなり多様化してきていると感じます。その中で、私たちが今後勝ち残っていくためには、単にお金をかけるだけでは十分ではありません。デザイン面や設計面で、どのような工夫や考え方が必要になってくるのでしょうか。
平野
例えば、店名を伏せてデザインだけを見せ、「このシェアオフィスはどこでしょう?」と問うと、なんとなく多くの人が「ここかな」と分かる。そういう意味で、SYNTHさんといえばこのデザイン、という立ち位置のデザイン「一本の軸となるデザイン」を一つ作っていくのも面白いのではないかと思います。
田井
要するに、「コンセプト」の話ですね。我々としては、まだ完全にはできていないところです。ただ、確かにこれから店舗を増やしていくのであれば、一本筋の通ったコンセプトはあった方が良いでしょう。
平野
その中でも、都市部のデザインと地方のデザインは、変えても良いと思います。重厚感や高級感といった路線は、どちらかというと都会に多い印象です。
田井
私も同じで、地元である岡山で、弊社西梅田ブリーゼタワー店のようなデザインがそのまま受け入れられるかというと、少し違う気がします。おそらく、地方に展開する際は、姫路店のようなテイストをベースに、延長線上で考えていく方が好まれるのだろうと思います。
ところで、Aさん(SYNTHスタッフ)、今回初めて完成まで携わってみて、いかがでしたか?Aさんご自身、この店舗の好きなところはどこですか?

Aさんを含め3人で話している様子

Aさん(SYNTHスタッフ)
まず、外から見たときの視認性の良さが気に入っています。パッと目に入り、夜の照明も魅力的です。通りを歩く人は必ず目にするので、明るく印象的な雰囲気は、他社にはない強みです。
また、本施設のポイントである「暖かさ」。入居者の方を迎え入れる際に、無人店舗でありながらも、施設全体に暖かさを感じられる点が、とても良いなと思います。
平野
また、大通りとの親和性はかなり意識して設計したので、違和感のないデザインに仕上がっているのではないかと思います。
田井
最後に、御社から見て、SYNTHに期待することは何でしょうか?
平野
ぜひ、たくさんの店舗を出店してほしいですね。こうした新しい働き方を、全国に広げていってくれればと思います。

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